Japan DX Week春に行ってきました。

先週の金曜日となりますが、Japan DX Week春に行ってきました。

ノーコードとAIの融合がトレンド?

今回のDX Weekで最も印象的だったのは、ノーコードプラットフォームとAIの組み合わせを提案する出展が多かったこと。
従来のノーコードツールは、プログラミング知識は必要なくても、システム設計やデータフローの理解など、ある程度の専門知識が必要でした。
(営業マンにこの辺りの説明をされておらず、せっかくシステムを入れてもうまく活用できない事例が多かった…)

しかし今回展示されていた最新ツールでは、AIがユーザーの意図を理解し、適切なワークフローやデータモデルを提案してくれる機能が実装されていました。
自然言語で「顧客データを管理して、購入履歴から次の購入製品を予測するシステム」と入力することでシステムをくみ上げるようなものも…

これまでシステム開発の専門知識がなければ使いこなせなかったノーコードツールが、本当の意味で「誰でも使える」ものに進化しつつあると感じました。

セキュリティソリューションの新展開

セキュリティ分野では、サービス終了が発表されているWSUS(Windows Server Update Services)を代替するシステムが複数登場していました。
オンプレでWSUSを使っている企業なんてはこれで一安心ということなんでしょうか。

すべてがネットワークにつながっていることを目指す?マイクロソフトと
従来の運用を維持したいユーザー側のせめぎあいで、代替サービスをサードベンダーが考える…

個人的にはネットワークにつながることを前提にした方がいいとは思いますが、企業でレガシーシステムを動かしている担当者には素晴らしいサービスなんでしょうね…


業務効率化のための自動化サービスが充実

業務効率化のためのソリューションも豊富に展示されていました。特に目立ったのは、日常業務の自動化をAIでサポートするサービス。
これもノーコードツールと同じように、シナリオ作成が手間なRPAのシナリオ作成を支援する仕組みということで、より一層自動化がしやすくなっている模様。

こういうのって本当に素晴らしいと思います。

AIが「使いやすさ」を再定義する時代に

今回のJapan DX Weekを通じて、AIが様々なシステムやツールの「使いやすさ」を根本から再定義しつつあると感じます。
「ITの専門家や詳しい人間、がより効率的に働くため」の仕組みから誰でも使える仕組みへの変化を感じました。
とはいえ、実際に自社に導入するとなれば、いろいろと課題は多いとは思います。
そんなシステムと人間の隙間を埋めるための仕事をどんどんしていきたいものですね…

次回のDX Weekが楽しみです!!